おめでたです
8年前にドコモのキャッシュバックで買った MacBook Air (11-inch, Mid 2011)のバッテリーが膨張しました。普通にキーボードを叩いていたら突然本体がバランスを失いガタガタするようになり、よく見たらキーボード左側がほんのり隆起していました。噂には聞いていましたがこんなにも突然膨らむとは…。
写真だとわかりにくいですが、キーボード左側が隆起しています。
畳んでもピタッと閉まりません。
この MacBook Air はサブ機のため使用頻度は少なく、8 年間の充電回数は 200 回ほどです。持ち歩くこともあまりなく Ruby と Sketch の専用機みたいな扱いでしたが、まったく使えないとそれはそれで不便です。うーん、つらい。
それはゴミです
というわけで素人判断の裏付けを得るためアップルストアに行ってきました。曰く、「現象としてはバッテリーの膨張で間違いないが本体が古すぎて修理はできない」ということでした。
一般的な電気製品に定められている補修用性能部品の保有期間に相当する規定がアップルにもあり、製造中止から 5 年以上 7 年未満のものをビンテージ製品、それ以上経過したものをオブソリート製品と定義し、これらに該当する製品は修理を行わないとのことです。
今回初めてこの規定の存在を知ったのですが、Mac がきっちり 5 年で殺されているのに対し iPad mini は初代からすべてがまだ修理対象になっているなど、Apple の事情が透けて見えるようでおもしろいです。
自分で修理する
交換バッテリーを入手する
正規修理はできないという大義名分を得たため、晴れて自分で修理をすることにしました。交換用バッテリーは AliExpress で探すと $35 くらいから買えそうですが、バッテリーそのものを個人輸入するのは微妙なので Amazon.co.jp の怪しい中国セラーに 6,200 円支払いました。Amazon.co.jp に怪しい中国セラーがたくさんいて本当に良かった。ちなみにアップルで正規修理ができていたら 12,800 円でした。
交換する
交換用バッテリーにはドライバーが付属していました。優しい。外装を留めているネジと、バッテリーを留めているネジは規格が異なるので二本あります。これを
こうして
こうじゃ
8 年使ったわりにはきれいですが、ついでなので掃除もしておきました。
接着テープでベタベタになっている最近のスマートフォンに比べたら一億倍簡単ですね。かぐや様なら 10 秒でいける。
交換したバッテリーがどの程度使えるかは不明ですが、とりあえず動いているので良しとします。さすがに次どこかに不具合が出たら買い替えたいですが…おかねが…。
まとめ
- バッテリーは突然膨張する
- アップル製品の寿命は 5 年
- バッテリー交換は比較的簡単
以上です。