劇場アニメ『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』を観てきた

先日公開となった『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』を観てきました。公開初日ですが満席というほどではなかく、しかしセンター席はすべて埋まっているという感じでした。女性客もチラホラいました。

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内容は「2 時間でわかる魔法少女リリカルなのは入門」でした。ポイントは押さえつつ TV 版を再構成し、重要なところには多めに時間を割き、本当に良くまとまっていました。無印なのはを見たことがないひとはこれだけ見れば十分じゃないかと思います。

無印はなのはの物語であると同時にフェイトの物語でもありますが、本劇場版はよりフェイトの物語に重きを置いた構成になっています。なのはの家族や友人についての描写は必要最小限に抑えられ(高町家のみなさんはセリフすらなし)、そのぶんフェイトの葛藤やプレシア、アリシアにまつわる過去、家族についての描写がかなり増補されていました。TV 版ではなのはのライバルという扱いだったフェイトが、もうひとりの主人公として扱われています。

それでなのはが完全に食われたかというとそんなことはなく、戦闘シーンなどはまさになのはの独壇場です。レイジングハートにはトリガーが追加され、もはやマジカルステッキとは呼べない代物に。そこから打ち出されるディバインバスター&スターライトブレイカーは劇場でみてこその迫力でした。9 歳の女の子のイメージによって創造されたものとは思えませんね。さすが白い悪魔。さんをつけろよデコ助野郎。

ユーノとクロノの出番はかなり削られていましたが、まぁその後の展開を考えると仕方がないですね。出番が少ないぶんユーノの淫獣っぽさもなくなり結果オーライなのでは。なのはのパンツはしっかり見てたけどね!なのはさんはパンチラしすぎだよ!

やはりなのはシリーズは無印が一番おもしろいです。テーマもはっきりしているし、物語も簡潔にまとまっています。消化不良になるような設定もなく後味が良いです。

さて、わざわざタイトルに 1st と謳っているからには A's や StrikerS、もしかしたら ViVid や Force まで劇場化するつもりなのかもしれません。この調子で映画化されるなら期待感が高まります。映画館で「ちょっと頭冷やそうか」が観られる日がくるのでしょうか。