劇場アニメ『映画けいおん!』を観てきた

とっても「けいおん!」なお話

唯たち放課後ティータイムは卒業旅行でロンドンに行くのだけど、舞台を海外にした意味がまったくない!というのは劇中でも唯を通じて語られているとおり。どこへ行っても考えているのはあずにゃんへ贈る曲のことばかりです。せっかくだから壮大でビッグでワールドワイドな曲を作ろうとしますががまったくまとまらず、結局はいつもどおりの放課後ティータイムに落ち着きました、めでたしめでたし。

という、「環境が変わっても人間はそう変わらないよ」というメッセージを、旅行と曲作りの 2 つのイベントで補強していくストーリーでした。

視聴者はそれが「天使にふれたよ!」に繋がるのだとわかっているのに、そこへ至る過程がガッチリ補強されることで後半泣きっぱなしになるわけです。何度同じシチュエーションで泣かせる気だ。

そんな内容なのでほとんどあずにゃん無双です。頑張るあずにゃん、疑心暗鬼になるあずにゃん、寝ぼけるあずにゃん、百合妄想するあずにゃんアビーロードを素通りするあずにゃん、あずキャット、etc…。唯とばかりいちゃいちゃしていて他メンバーと会話してた記憶がありません。

そんなあずにゃんと同じくらい輝いていたのがさわちゃん先生でした。教室ライブをやらせてあげようとするさわちゃん先生はまさに先生でした。「あの子たちじゃ泣いちゃうわ」と言っておきながら、回想のなかの自分たちは泣いてたっていうのが良いよね、こっちが泣くよね。

ラストの長回しで足だけ映す演出にはフェティシズムを感じました。あれで場面として成立すると確信を持てるだけの自信が恐ろしいです。バッチリ成立していました、すごい。

きれいに完結しました

映画館でやる内容としてはどうかな?とも思いましたが、へんに肩に力が入った感じになるよりはよほどけいおん!らしくて良かったです。第一期→第二期→映画の 3 本で放課後ティータイムの物語は綺麗にまとまっており、これ以上は蛇足にしかならなさそうなので次はデスデビルが現役時代の話やりましょう。CD が売れないですか。そうですか。そうですね。

けいおん!好きなら観に行って損はない映画です。

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