なかなか行く機会を得られずにいた阿佐ヶ谷アニメストリートにようやく用事ができたので行ってきました。
綺麗な廃墟
阿佐ヶ谷アニメストリートのコンセプトは「秋葉原とも中野とも違うアニメクリエイターとアニメファンの交流場」ということらしいですが、まあ一言で表現すると"綺麗な廃墟"でした。
立ち入った瞬間、「アッ!2k540 と同じ臭いがする!」と思いましたが、あちらの方がもう少しだけ廃墟感が薄いので失礼な感想だったかもしれません。打ちっぱなしの壁と間接照明とアニメという組み合わせが最高にクールジャパンですね。
開いているのか閉まっているのかわからないテナントをひと通り覗いてみましたが、高尚なお店ばかりでヌルいオタクの僕にはちょっと難しかったです。唯一、あげ焼きパン象の耳は美味しそうでした。
SHIROBACO×ヤマノススメ コラボカフェ
そんなパン屋の向かいにあり、おそらくこのストリートの主要施設であろうSHIROBACOで行われているヤマノススメコラボカフェが本日のお目当てです。
11:00 すぎに着いて行列は 60 人くらい、入店するのに 2 時間ほどかかりました。他店との温度差で間接照明分くらいの発電ができそうです。
店内には DJ スペースやバーカウンターのようなものがあり、夜はお酒が飲めるお店になるようです。カフェタイムではそこにテントが張られていました。
展示はこじんまりと。
ヤマノススメ第一期を全話見れるくらいの時間が経ち、ようやく運ばれてきたココアとペンネ。たぶん生地から作っているのだと思います。これが本格イタリアンだ…!
廃墟マニアにはおすすめ
ある程度わかってて行ったのですが、実際にストリートと店舗を利用してみて本当に酷いなという印象を受けました。おそらくもう二度と行かないだろうし、友人が行こうとしていたら止めると思います。そのくらい酷い。どのくらい酷いかと言うと、
- 人がない。店員も客もいない。
- 暗い。高架下に間接照明なので昼間でも暗い。
- 入りにくい。何かを売っているわけでも展示しているわけでもない店はなんなの。
- (SHIROBACO) 注文から提供までが遅い。誤提供や存在を忘れられているお客さんも多数。
- (SHIROBACO) レジ処理もすごく遅い。食べ終わったひとの会計待ちで行列ができる。
他にもいろいろあったけど、総じて雰囲気と人と運用が相互に悪影響を及ぼしている感じでした。
「あなたのようなオタクはターゲットではありませんよ」と言われれば「はいそうですか」と言うしかないのですが、それならそれでもう少しターゲットを明確に打ち出すとか、コンセプトを煮詰めるとかしないと不幸が連鎖するだけのように思います。
ちなみに、アニメストリートへ向かう途中には本物の廃墟として有名なゴールド街があるので、廃墟マニアは一度行ってみるといいかもしれません。
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