C93 冬コミのご報告とコミケでモナコイン決済を導入してみた話

あけましておめでとうございます、すのほです。

コミックマーケット 93 ではたくさんの方にスペースへお越しいただきありがとうございました。今回はごちうさGoogle Home の薄い漫画本を頒布しました。

何らかの方法で事後頒布も行いますので、当日会場にこられなかった方はそちらをご利用ください。
COMIC ZIN に委託しましたので、こちらをご利用ください。また、僅かですが自家通販も行っていますので、宗教上の理由などで書店委託が利用できない方はこちらをご利用ください。

モナコイン決済

で、今回はモナコインによる決済を導入してみたので、備忘録代わりにやったことを記しておきます。

準備

今回は決済に Monappy の決済サービスを利用するので、まずは頒布物を Monappy Peyment に登録しました。基本的には頒布物ひとつひとつを個別に登録しますが、頒布価格を統一してひとつの QR コードを使い回したり、新刊と既刊のセット用の QR コードを用意しておくなどしても良いと思います。僕は売り子が混乱しないよう個別登録のみにしました。

下記が僕のマイページです。コミケ会場以外で決済されても困るので、アイテムはマイページに表示しない設定にしてあります。

monappy.jp

登録したアイテムの QR コードを印刷したメニューも用意しました。

このメニューをスマートフォンで読み取ってもらうと下記のような画面になるので、ページ下部の支払いボタンを押したら決済は完了です。

それと、ポップも作成しました。試しにこれも Monappy Peyment で頒布してみましたが、どうやら使ってくれた方がいたようで嬉しかったです。見に行きたかった…。


所感

実績としては新刊既刊合わせて 7 部(全数の 10% 程度)がモナコインで決済されました。ひとりかふたりに使ってもらえれば御の字と思っていたので、僕としてはかなりインパクトのある数字です。

現場としては通信エラーや決済エラー、送金詰まりが発生しなかったのがなにより良かったです。わざわざモナコインを仕入れて準備してきてくれた方がいたのも嬉しかったです。一方で、ふらっと立ち寄ってくれた方がポップを見てモナコイン決済に興味を持っても、その場ではどうにもならない(できなくはないけど現実的ではない)のは若干歯痒かったですね。

大手サークルでは決済にかかる手間がネックでなかなか現金以外の決済手段を導入するのは難しいでしょうが、うちのような弱小サークルでは決済に多少手間がかかっても特に問題はないので、むしろ弱小サークルにこそ可能性があるでのはないかと思いました。というか、決済の手間といったって QR コードを読むだけですからね、「ください」から「ありがとうございました」まで 30 秒もあれば終わります。

ちなみに Monappy のペイメントサービスは本来であれば決済額の 1% の手数料がかかるのですが、今回のコミケから当面は無料になるようです(後から知りました)。ありがてえ…。

蛇足

こちらコミケ期間中のモナコインのチャートです。

おれたちが実用性を証明することで価値を安定させる…そういうことに喜びを感じるんだ…。