テレビシリーズのよさそのままに花咲くいろはの世界を補完する良作でした。
丁寧に描かれる「家族の物語」
事前情報を何も仕入れず観に行ったので喜翆荘が普通に営業していてビックリしたけど、どうやらテレビシリーズの最終回ちょっと手前のお話だったみたいです。
物語は松前皐月(緒花のママ)がまだ少女だった頃の回想をベースに、現在と過去を頻繁に場面転換しながら進行していきます。
皐月が緒花と同じように母親と対立していたこと、恋をしていたこと、そして「輝きたい」と思っていたこと。綾人(緒花のパパ)との出会い。それから緒花の名前の由来。身も蓋もなく言えば血は争えないってことなんだけど、いずれも松前親子の繋がりを再確認できるいいエピソードでした。
一方で、テレビシリーズでは若干オマケっぽい扱いだった菜子にも家族を感じさせる事件が起こったりして、HOME SWEET HOME の副題に相応しい内容になっています。
盛り上げ要員としての脇役
盛り上げ要員として喜翆荘の従業員がかなりいい味を出してましたね。特に巴さんが完全にギャグキャラになっていて泣けました。一応確認しておくと彼女まだ 28 歳です。孝ちゃんも 30 秒くらい出てました。
まとめ
67 分という短い時間で、特別に派手な演出があるでもなく、やや散漫な印象もありますが、本編の蛇足になることなく家族というテーマを丁寧に描く良作でした。テレビシリーズが好きだったひとは観に行って損はないと思いますよ。
あっ、色紙は巴さんでした。なんとなくそうなるんじゃないかと思ってたんですよね…。
足の裏の角質が黄色くなるな。
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