ビデオリサーチのアンケートは謝礼に見合わないので無職以外はやめておいたほうがいい

DMに乗ってみる

ある日、こんなチラシがポストインされていました。

謝礼をやるからテレビに関するアンケートに協力してくれという内容です。怪しさ満点です。普段ならこういうチラシはすぐに捨ててしまうのですが、念のため調べてみるとどうやら正真正銘ビデオリサーチ社が実施しているアンケートのようでした。

www.videor.co.jp

世論調査出口調査も一度も受けたことがない僕としては珍しい機会だったので応募してみることに。自慢じゃないですがテレビは結構見ているほうだと思います。全部深夜アニメですが。

謝礼先渡しの罠

ウェブから応募して数日、調査員がアンケートと謝礼を持って訪ねてきました。謝礼はUCギフトカードで、先渡しです。ここでばっくれたら丸儲けだなと思いました。思っただけです。

アンケートを確認するとテレビに関することだけでなく私生活に関することも結構聞かれていて、想像していたのとちょっとちがうなと思いました。が、それ以上に驚いたのはそのボリュームです。分厚すぎる。

50ページ以上ある冊子に、30x40程度のマークシートがびっちり埋まっておりなかなかの迫力でした。

アンケートの内容についてはインターネットに公開しないと誓約させられているためここには書けませんが、別冊子を見ながら答えなくてはならない設問もあり、正直1,000円の謝礼では見合わないと思いました。思いましたが、すでに謝礼はもらってしまっているため逃げられません。そのための先渡しだったのか、おのれビデオリサーチ姑息な。

後日、再び調査員が訪れ、アンケートを回収していきました。追加でなんかもらえないかなと期待しましたがそんなことはありませんでした。

働くよりは楽です

もしみなさんのご家庭にビデオリサーチのアンケートがきた際はよく考えて応募するか決めましょう。家事を時給換算するようなタイプの人間は絶対にやるべきではないです。マクロミルなどで行われている面談式のアンケートと比べても時給換算では安いと思います。無職はぜひやりましょう。働くよりは楽です。


突発性難聴になって一生聴こえない気持ちになったけど治った話

こんにちは、すのほです。なんだか年イチくらいで病気体験談を書いている気がするのですが、今回は難聴の話です。

きこえない!

自覚から受診

8月上旬、突然右耳が詰まったような感じがして、「ああまた耳垢栓塞*1か」とたかをくくっていたら難聴でした。ええ……。ひと口に難聴と言っても種類があり、ぼくの場合は特に低音の聴力が落ちる低音障害型感音難聴というやつで、聴力検査の結果はこんな感じに低音がべっこりと凹んでいました。

イメージです

お医者様いわく、難聴の治療はできれば3日、遅くとも一週間以内に始めないと予後不良の確率が高くなるらしいのですが、タイミング悪く盆休み期間を挟んでの受診となったためすでに発症から6日が経過しており、一週間の投薬で改善がなければ入院しましょうとサラリと告げられます。

内耳の様子がわからんので考えられそうな原因に対して手当り次第に薬をぶつけてみる、というのがスタンダードな治療方法らしく大量の薬を処方されました。

原因についてはよくわかっていないらしく、一般的にストレスや睡眠不足がトリガーになると言われているようです。原因不明病気全部ストレス説が万能すぎる。

急性期

薬を飲んだからといって劇的に良くなることはなく、むしろ耳鳴りがしてきたり、左耳も聴こえが悪いような気がしてきたりして、入院の可能性が脳裏をよぎります。病床逼迫のニュースが自分のことのように聞こえます(耳は聴こえませんが……)。

典型的なインドアオタクなので耳が聴こえないことで QOL は下がっても日常生活に実害はないな~と思っていたんですが、アニメがまともに視聴できないことに気がついてからは毎晩泣きました。自分が難聴系ラノベ主人公になってどうするんだ。TOKYO MX は今すぐアニメに字幕を付けろ。

難聴系ラノベ主人公/羽瀬川小鷹僕は友達が少ない

一週間分の薬を飲みきった時点ではまったく治った気がせず、入院の準備をしつつ枕を濡らしながら寝ました。

回復期

耳鼻科で再度、聴力検査をしたところ聴力は基準をクリアする程度に回復しており、左耳も悪くなっていませんでした。入院も回避しました。よかった~!🙌

しかし数字とは裏腹に回復を自覚できておらず、耳閉感と耳鳴りも相変わらず残っていたため、ステロイド薬を除いた薬をもう二週間継続してみることになりました。後遺症としてこれらの症状が残ってしまう可能性が示されビビります。

追加の薬を飲んでも一向に自覚症状は治まる気配を見せませんでしたが、二週間分の薬がなくなる直前のある日の朝、朝食をとっている最中に突然聴力が回復していくのを感じ、それを堺に耳閉感や耳鳴りも弱まっていきました。

その後、また聴こえが悪くなったり良くなったりを繰り返していますが、徐々に正常に聴こえる時間は長くなってきています。マジでよかった~!🙌

これは感覚ですが、咀嚼で顎を動かしたり、風呂に入ったりするなど、耳内の血流を良くするようなアクションを取ると聴力が改善しやすい気がします。処方された薬のなかにも血流促進剤があり、なんらかの関係はありそうと思って日中はガムを噛んでいます。効果のほどはわかりませんが……。

学び

突発性難聴は予防ができず、かつ早期治療がカギになる病気なので、耳に違和感を覚えたらすぐに病院に行きましょう!難聴はスピード勝負です!耳ご安全に!

ちなみにこのまま再発しなければ突発性難聴だったということで確定、再発するようならメニエール病だったということになるらしいです。繰り返すか繰り返さないかで病名が変わるんですね。

なんもしてないのに体壊れるの本当にやめてほしい。


*1:耳垢が詰まって聴こえが悪くなったり痛くなったりする症状。ちょくちょくなる。

サイゲの同時多発障害に見る各ゲームのツイッターアナウンスの差異

2021年7月8日夜、サイゲームスの各ゲームで同時多発的に障害が発生しました。

www.itmedia.co.jp

同じタイミング、同じ要因ということで各ゲームで様々な比較がされていますが、公式ツイッターでのアナウンスにもそれぞれ微妙に差異があっておもしろかったのでまとめてみます。

アナウンスの文面を比較

グランブルーファンタジーアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ、プリンセスコネクト!Re:Dive、ウマ娘 プリティーダービーの4ゲームを対象に比較します。

第一報

各ゲームとも第一報は現在障害が発生していること、原因を調査中であること、お詫びという構成です。ツイートされた時間もほぼ同時刻です。

差異があるとすれば障害の表現方法で、グラブルウマ娘は「ゲームにアクセスできない不具合」としているのに対し、デレステは「ゲームをプレイできない不具合」、プリコネは「ネットワーク接続エラー」と表現しています。わずかな差ですが、この差がずっと続くことになり、僕としては受ける印象がだいぶちがうなと感じる要素のひとつになりました。

第二報

第二報は障害の原因についての報告です。この第二報がもっとも各ゲームの特色が出ていておもしろいです。

まずはグラブルが日付変更するとすぐに第二報をツイートしました。内容は引き続き障害が発生していること、障害の原因、どう対応しているか、お詫びという構成です。

グラブルに遅れること30分、プリコネが第二報をツイートします。内容は引き続き障害が発生していること(発生時刻付き)、障害の内容、どう対応しているか、今後の進捗について、公式サイトへのリンクという構成です。他ゲームと比べるとかなり文面が異なっており、また今後の進捗に言及するなど特異な内容です。

プリコネから遅れること30分、ウマ娘が第二報をツイートします。かな漢字の開きが少し異なるくらいでグラブルとほぼ同一の文面です。ウマ娘も公式サイトにアナウンスがあるのですがリンクはありません。

ウマ娘から遅れること30分、デレステが第二報をツイートします。内容はグラブルウマ娘とほぼ同じですが、「データセンターの管理会社が作業をしている」という内容がすっぽり除外されており、明らかに平易な表現となっています。

第三報

第三報はメンテナンスの予定についての告知ですが、これを出したのはプリコネだけでした。

内容は引き続き障害が発生していること(発生時刻付き)、メンテの予定があること、なんのためにメンテをするのか、お詫び、公式サイトへのリンクという構成です。

ユーザーとしては障害だろうがメンテだろうがゲームで遊べないのは変わらないのですが、いちいち告知を出してくれるあたりにキュンとします。

第四報

第四報はメンテナンスを実施している旨の報告です。各ゲームともツイート時刻はほぼ同じです。

グラブルはデータ保全のためメンテナンスを実施することと終了予定時刻を記載しています。また、先のツイートにあったデータセンターでの対応が完了したことを報告したのはグラブルだけでした。

デレステはメンテナンスの理由が少し異なっており、アクセス障害の影響調査のためとしています。ここでもデレステは平易な表現に留意しているように感じます。メンテ終了予定時刻への言及はありません。

プリコネはグラブル同様(文面はだいぶ異なりますが)、データ保全のためメンテナンスを実施することと終了予定時刻をレンジで記載しています。

ウマ娘グラブル同様、データ保全のためメンテナンスを実施すると記載していますが、デレステ同様、メンテ終了予定時刻への言及はありません。

またプリコネ以外の各ゲームもこのタイミングから事象の発生時刻を記載するようになりました。

第五報

第五報はメンテナンス完了(障害解消)の報告です。

グラブルはデータ保全のためのメンテナンスが完了したことを時刻付きでツイートしています。アクセス障害についての言及がありませんが、グラブルは先のツイートでデータセンターでの対応が完了したことを報告しています。

デレステはアクセス障害の影響調査のためのメンテナンスが完了したことを時刻付きでツイートしています。データセンターでの対応についてはそもそも情報を丸めているので言及がなくても違和感はあまりないです。

プリコネはデータ保全のためのメンテナンスが完了したことを時刻付きでツイートしています。プリコネもデータセンターでの対応について言及はありませんが、メンテ突入が不具合解消の合図であると事前に告知しているため納得できます。また、唯一補填についても言及しています。

ウマ娘は唯一、アクセス障害が解消したこととメンテナンスが完了したことを併記してツイートしています。また、ここで初めて公式サイトへのリンクも記載しています。

所感

ここからは僕の印象です。

グラブルウマ娘はツイートの言葉選びがかなり似ていて、同じ雛形を各担当者が調整して使用しているのかなと思いました。が、ウマ娘はなんとなくその調整がへたくそで、たまにデレステのように情報を丸めてみたり、公式サイトでもアナウンスしているのにプリコネのようにはリンクしなかったり、(日頃から)もうちょっとユーザーに寄り添える余地があるのではないかなと思いました。

デレステとプリコネは対照的で、デレステは情報を丸めてでも平易な言葉でツイートしようとしているのが見て取れるのに対して、プリコネはなるべく情報を丸めずにユーザーが気になることを先出ししていくことで不安を解消しようとしていると感じました。特にプリコネは第三報でメンテの予定を出したことと、第五報で補填について言及をしたことが良い意味で特異で、ゲーム同様に配慮の塊だなと思いました。

以上です。