結論から言えば、「期待するほどおもしろくはなかったし、批判されるほどつまらなくもなかった」ですね。日テレの広告の打ち方が悪い気がします。
で?
様々な要素が入り混じり、作中時間もどんどん進行していきますが特に何かがどうなる話ではないので視聴後のスッキリさはまったくなく、むしろ2時間やってこれかよみたいな感覚が残ります。
個々の要素、たとえば飛行機開発について「そうそう純粋なエンジニアにとってはプロダクトの善悪と技術的興味や達成感は一致しないんだよ。わかるわ〜」とか、ラブロマンスについて「菜穗子の昭和的ないい女に憧れる気持ち、なくはないなあ」とか、夢世界について「紅の豚じゃねーか!!!」とか、まあそれなりに思う所はあるんですけど、それぞれの結びつきが弱いので全体として見ると酷く淡白に感じました。
イカ娘の方がまだオチてるんじゃないですかね。
ネタバレ推奨
かなり詰め込んでいるうえ分かり難い場面転換をするので、きちんと話を理解しながらみたいひとは積極的にネタバレを踏み尽くしてから観に行くといいと思いました。僕もいらんところでネタバレを踏んだりしたおかげでだいぶ助かりましたし。
あっ、件のタバコシーンについては恋愛ドラマとして描くなら必要な描写でしたね。