iPhone 12を一括10円で買った話

春ですね。春といえば携帯電話が一年でもっともお得に買える季節です。というわけで iPhone 12 を買いました。10円で。

10円で買ったiPhone 12

iPhone 12が一括10円で買えるからくり

iPhone12 の一括10円は特別頑張ってレアな案件を探したとかではなく、ヨドバシ公式がツイートするような至極ノーマルな案件です。

ただ、近所のヨドバシではこのような POP は掲示されておらず、同じような条件で販売していないか尋ねたところやっているということで購入できました。これからチャレンジする方は諦めずに聞いてみると良いと思います。

一括10円のからくりはいたってシンプルです。定価94,485円から誰でも無条件に72,475円が値引きされ、そこからさらにMNP契約を条件に22,000円が値引きされ、結果10円になるというものです。

表にまとめるとこんな感じ。

価格
定価
94,485円
無条件値引き
-72,475円
MNP値引き
-22,000円
合計
10円

今回はプランの縛りや強制オプションなども一切なく、本当にこれだけで購入できました。毎月の費用はピタットプラン 5G (1GB)で3,465円、加えて初月のみ契約事務手数料として3,300円がかかります。

「実質23円」と「一括10円」の差

実は iPhone 12 シリーズの安売りそのものは昨年末から継続して行われており、当初は iPhone 12 mini が「実質23円」で販売されていました。

「実質23円」のPOP

これでも十分お得だったのですが、徐々に条件が良化していき、ついには価格帯がワンランク上の iPhone 12 が「一括10円」となりました。

かつては月々サポートなどによる割引を端末料金に反映させた価格を実質価格と呼んでいましたが、現在ではいつでもカエドキプログラムのような残価設定型ローンを組むことで毎月の端末支払い額を1円にし、さらに2年後に端末を返却することでその残価をチャラにすることを実質価格と呼んでいます。端的に言い換えれば「毎月1円で2年間レンタルできること」を「実質23円」と呼んでいるのです。

www.nttdocomo.co.jp

一方、一括価格とは買い切り価格のことです。「一括10円」なら購入時に10円を支払うだけで端末は完全に自分のものになるため、毎月端末代金を支払う必要もなければ、2年後に端末を返却する必要もありません。100年使ってもいいし、中古ショップに売り飛ばしても大丈夫です。

表面上は13円の差しかない「実質23円」と「一括10円」ですが、その実は数万円の差があるのです。

いつ買うか、今でしょ

春は携帯電話が一年でもっともお得に買える季節ですが、逆に言えば一年でもっとも在庫が枯渇しがちな時期でもあります。うかうかしていると在庫がなくなったり、突然安売りが終わったりします。さながら安売りのチキンレースです。

僕はここらへんが限界と考えて一括10円で手を打ちました。みなさんも後悔のないよう、この千載一遇のチャンスにお得に携帯電話を買ってみてください。携帯電話なんて何台あったっていいですからね。


今年買ってよかったもの・だめだったもの 2021

2021年におかねを払ったすべてのもののなかから、僕が「よかったな~」と思ったものと「失敗したな~」と思ったものを紹介します。なにかの参考にしたりしなかったりしてください。

買ってよかったもの

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム

2020年の買ってよかったもの紹介記事でモニターアーム補強プレートを挙げたとき、モニターアームについては「返品した」とだけ書きました。

sunoho.hatenablog.com

なぜ返品したかと言えば折れたからなのですが、それ以来モニターアームジプシーになってしまい、2021年はモニターアームを4個も試す羽目になりました。その様子は以下の記事に書いています。

sunoho.hatenablog.com

結論としては最初からエルゴトロンのものを買っていればモニターアームジプシーになることもなかったという身も蓋もないオチになったわけですが……。重たいモニターもしっかりホールドでき、動きも狙ったところでピタッと静止するのは最高です。定番商品がなぜ定番なのかを身を以て知る買い物になりました。

コクヨ ミトラ

2019年末に椅子が壊れまして、それから二年くらい騙し騙し使ってきたのですが、座るたび発生するバキバキ音にいよいよ下層階の人間からクレームが入ってしまい、やむにやまれず新しい椅子を買いました。

中古品を買ったのですが想像の100倍くらいきれいで良かったです。ハイバックチェアからローバックチェアへの買い替えということだけが懸念でしたが、実用上差を感じることはほとんどありませんでした。

そう頻繁に買うものではなく、かつ失敗が許されないというプレッシャーのある買い物が上手にできて良かったです。

ダイソーのワイヤーネット(自作おえかきスタンド)

100円ショップで売っているワイヤーネットを組み合わせてiPad用のおえかきスタンドを自作しました。DIY の様子は FANBOX に書いています。

sunoho.fanbox.cc

この手のアイテムとしてはアルミ製のノートパソコンスタンドを使うのが一般的で、これも持ってはいるのですが、使いやすさは明らかに自作おえかきスタンドが上です。腕全体を支えられる大きさがあることと、気軽に折りたためることの二点が特に良いです。

接点復活スプレー

ずっとほしいと思いつつも一滴、二滴のために一缶買うのはもったいない気がして躊躇していた接点復活剤。マウスがチャタリングするようになってしまったのを機にダメ元で買ってみたところ大正解でした。一撃でチャタリングが直りました。すごい。一家に一本置いとくべきアイテムだなと思いました。

グリメサゾン軟膏

長年皮膚のかゆみと戦っており、かかりつけの皮膚科で様々な薬を試したものの一向に改善せず、たまには病院を変えてみようと別の皮膚科に行ったところで処方されたのがこの軟膏でした。ステロイドとしては弱い部類の薬なのですが、グリテールという漢方薬みたいな成分が入っていて、どうやらそれがよく効いたらしく、スッと寛解しました。

一般的にドクターショッピングは良くないものとされていますが、たまに病院を変えてみると青い鳥がいたりするのがむずかしいところです。

買ってだめだったもの

ダイソーのMDF材

100円の木材にあまり厳しいことは言いたくないのですが、室内に置いておくことすら困難なほどの異臭を放っていてだめでした。水洗いしたり、一ヶ月くらい外に置いたりしましたが臭いは取れませんでした。相当質の悪い接着剤を使っていると思います。

人をダメにするソファ非公式カバー小

無印良品体にフィットするソファがヘタってきたのでどうにかできないか調べたところ、一回り小さい互換カバーに掛け替えることで弾力を取り戻せるらしいことを知りました。インターネット集合知によりジャストサイズの互換品が特定されており、口コミを見るとみなさんそのような用途で購入しているのでいけるだろうと踏んで買ったのですが、思っていた以上にカバーが小さく、入れ替えると一切弾力のないガチガチパツパツのソファになってしまいだめでした。


ダメソファのヘタり具合がもう少し進行したらまたチャレンジします。


新刊『アニメの携帯電話 2021冬』をリリースしました

f:id:sunoho:20211229114926p:plain

メリークリスマス!(遅)

まだへいき!の新作同人誌『アニメの携帯電話 2021冬』をリリースしました。今回の新刊はダウンロードでのみの頒布となります。なぜならコミケはまだちょっと行きたくないから……。まだへいき!の BOOTH から購入できますので、興味がある方はよろしくお願いします。

sunoho.booth.pm

内容紹介

『アニメの携帯電話 2021冬』は様々なアニメのケータイ・スマートフォンを取り上げあれやこれやと突っ込んだ読みもの本です。アニメのオタクも、携帯電話のオタクもきっと楽しめる内容になっていると思います。

本書で取り上げるアニメは以下の5作品です。

内容としては、ソードアート・オンラインからソニーのクソっぷりを叩いたり、ウマ娘からウマ娘世界の携帯電話の歴史を考察したり、先輩がうざい後輩の話から携帯電話はセックスであるという真理を導いたりしています。

FANBOX でサンプルを公開しているのでぜひ確認してみてください(誰でも無料で閲覧できます)。

sunoho.fanbox.cc

そう、ブログでは告知していなかったような気がしますが、一年くらい前に FANBOX を始めました。フォローだけでもしていただけるとありがたいです。